雨ニモマケズ
物事はいろいろな痕を残す
それはその事象の大きさや威力をば表しうる
例えば轍
車のよく通る駐車場、そこかしこに轍がある
例えば雨
雨が降っている最中、そして雨降りのときには水溜まりが出来る
つまりは何が言いたいかというと、引越して初めての雨降りの出勤(5分)、水溜まりだらけの駐車場を突っ切ることになったのだ
長年いれば『歩行可』『歩行不可』の水溜まりもわかるものだが、如何せん新人ゆえ何もわからない
最終手段として水溜まり以外のところのみを歩こうとしても、傍から見たら横断歩道の白のみを歩こうとする幼子のようであっただろう
何より、それを試みていたら袋小路というか、進めなくなってしまった
心して踏み出した一歩は、小さいながらもz軸的には大きな一歩であったようで、入り口から続く多くの足跡に私も参加することになってしまった
涼しい顔してきれいな靴で歩く上司たちを見ると、経験というものは、げにまっこと如実に現れるものなのかもしれない